2014年12月25日木曜日

バルセロナからの女子生徒が帰国

9月末に来日、パスポートの滞在期限の3か月間をフルにつかって日本に滞在していたスペイン、バルセロナからの女子生徒、ピラールさんが12月23日に日本を離れました。12回も日本に来ている日本通ですが、それにしてもパワフルな行動でした。

以前紹介したWWOOFというシステムを利用し、最初は下呂方面の農場で、その後西尾市のカフェ併設の農場を宿泊場所とし、無償で労働力を提供しながら、ウチの教室にマンツーマンの鉋講習一回、通常クラスへのゲスト参加6回、計7回も参加してくれたことになります。もちろん受講料はちゃんと頂いています。 またウチの教室作品展の打上にも参加してくれました。

さらに10日間ほどは四国のお遍路さんに行って1番から33番までこなし、最後の一週間は来日したパートナーと神戸、金沢、富山、東京などの木工関連の学校や道具店、博物館を回っています。

3か月間で7回というのは、ウチの通常の生徒さんよりも多い回数で、それだけにお客さんでずっと居られるわけではなく、かなりシビアに指導したつもりです。やはり3か月間で研ぎや日本の道具の繊細な使い方を教えることは正直難しいと感じました。でもとにかく、このパワーと情熱には感心してしまいます。来年も日本語と木工を習いに再来日したいそうですが、その前に働いてお金を貯めねばと言っていました。

「何歳になっても新しいことを始められる!」というのは、気持ちの持ち方としては正しいでしょうが、現実には「学ぶことに適した年齢」があると思います。そんな年齢の時、木工であれ何であれ、思う存分吸収できることは大変素晴らしいことですね。

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