2019年11月20日水曜日

夏山のことなど・・・

7月の銚子川から今日まで公私ともにいろいろあったが、何も書いていない。で、夏山のことなど少し。

天候不良や体調不良で、近くに何度も行きながら登っていなかった南アルプスの仙丈ヶ岳を9月下旬に登ってきた。8月後半からタイミングを見ていたけど、今年は台風や雨天続きで、9月下旬になってしまった。仙丈ケ岳は3000メートル入門の山で、若い人なら日帰りコースだが、バテバテになって登るより「楽しみたい」との思いで、高所にある「仙丈小屋」で泊まる一泊二日のゆるい計画。満点の星空や朝の美しい風景にも期待。

前日山小屋に予約の電話を入れ、コンパスというサイトからオンラインで登山届を提出しておいた。下山予定から何時間か遅れると自宅のカミさんにメールで知らせが入るというシステム。便利になったものだ。

自宅5時出発、2時間半ほどかけて、登山口の仙流荘まで車を走らせる。8時のバスに乗り、9時に北沢峠から登山開始。小屋までの標準時間4時間だが、6時間ほどかけても大丈夫な計画だ。同年齢のオッサン3人連れを抜いたり抜かされたりで、何となく声を交わす。彼らも同じ行程らしく、時間もあったので、最後は4人で頂上へ行き、4時頃小屋に入った。

仕方ないことだが、秋で水が涸れ、水が有料という状態、なおかつ工事中ということもあり、小屋の居心地はあまりよくなかった。夜時間があったので、一人で飲んでいるオッサンに声をかけた。その80代の男性は、九州から車で回りながら信州の山をいろいろ登っているらしい。元自衛官で大変健脚なようだ。一緒に頂上に行った3人組も偶然九州かららしく、話がはずんだ。テント泊の場合は寒いので、晩飯を食ったらテントに入って寝てしまうことが多く、小屋泊まりにはまた別の楽しみがある。

夜の早い内は強風が吹いていたが、深夜は満点の星、そして朝は写真のようにモルゲンロート。朝飯を食ってから、件の3人組とゆっくり山を降りる。彼らの一人がちょっと体調が悪いので、一度下山して温泉にでも入り、またバスで登ってきて明日は甲斐駒へ行くという。下りは3時間ほどで10時のバスに間に合い、木曽路経由でゆっくり家に帰った。

体力と年齢に応じた、ゆっくりした登山計画にすれば、まだまだ登山が楽しめそうに思えた。