2017年8月18日金曜日

偶然の出会い

先日18年近く使った休憩室のエアコンがおかしくなったので、効率のよい新型に交換しました。その工事には立派な体格の日に焼けた職人さんが来てくれたのですが、彼の作業を見ながら世間話をしていた時、思いもかけない話を聞くことになりました。

「名古屋の方ですか?」と聞いたら、「黒島って知ってます?屋久島の北西にある、ミニ屋久島と呼ばれたりする、周囲20キロほどの小さな島ですが高さ600mを超える山もある島で、そこの出身なんです」 という返事。

屋久島に行ったことがあり興味があるのでさらに話を聞くと「”黒島を忘れない”という本知ってます?太平洋末期に特攻隊が鹿児島の知覧から沖縄に向かったわけですが、その時黒島を見て方向を決め、最後の目的地へ向かう、そういう島だったんですが、不時着する特攻機があって、負傷した兵士を島の人が看病したという話があるんです。ぼくは宮田というんですが、おばあちゃんが宮田さだと言って、お盆の頃の終戦特集の番組に出るみたいです。ひょっとしたらぼくも映っているかも」・・・という話だった。

黒島 のウエブサイト、

恥ずかしいながら、知覧飛行場という名前は知っていても、特攻隊の実状を詳しく知っているわけでもなく、まして黒島のことは全く知りませんでした。池上彰氏の番組で黒島での追悼行事の様子が放映され 、彼も一瞬でしたが、映っていました。そしておばあちゃんの宮田さださんはインタビューにしっかり答えていました。

ただエアコンの付替工事に来てくれたのがきっかけで、このような話を聞くことができ、また自分の知らないことを教えてもらいました。本当に奇遇です。

そういえば、今年もお盆前後に太平洋戦争に関する特別番組がいくつかありましたが、特攻の話はもちろん、NHKの731部隊についての番組は、よくここまでつっこんで取材し、戦争を全く美化することなく、事実を検証しながら放映していたことに驚きと感動を覚えました。翌日のインパールもすごい番組でした。

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