2015年9月3日木曜日

リベンジ

前回書いたのが8月13日。もう9月になってしまいました。教室の夏休み中、一人で甲斐駒岳へ行ったことについて書きます。

学生時代、お兄さんを甲斐駒岳付近で亡くされた先輩といっしょに、戸台から歩いて大平山荘に行き、そこから春雪の稜線を駒津峰付近まで追悼で登ったことがありました。この時、登りがしんどかった記憶が全くありませんでした。それでウチの子供達が小学生の頃、テントをかついで、バスを使わず、戸台から北沢峠まで家族で向かったのですが・・・、日が暮れてもテント場につかず、泣いている子供をなだめながら、 やっとの思いで北沢峠にたどり着いたのです。しかし、その後、子供の水を飲ませるようにと自分は我慢したんでしょうか、尿管結石の激痛に襲われ、テントの中で七転八倒の苦しみ。救急車をお願いすると大げさになりますし、結石の症状はよくわかっているので、苦しみながら夜を過ごし、翌朝北沢峠からバスで下山しました。

その後山登りから遠ざかり、木工教室を始めてから、甲斐駒岳にリベンジしようと、10年くらい前に行きましたが、雨で果たせず、いつか登らないといけない思いが続いていました。

そして今夏、天気をよく見て、テントを担ぎ、一人で北沢峠に向かうことにしました。バス乗り場の駐車場で車中泊し、始発のバスで登り、テントを張ってから、山へ向かいました。順調に駒津峰まで到達し、そこから痩せ尾根を下って甲斐駒岳の最後の登りになった頃から、異常な疲労感で10mほど進んでは立ち止まるような状態になりました。それでもなんとか頂上まで到達し、長年果たせなかったことを達成したのですが、今までこのような体調になったことがなく、何かと反省する点がありました。それで、翌日予定していた仙丈岳登山はやめ、早々下山しました。

ニュースでシニアの山での遭難がよく報じられますが、過去の体力や精神力への過信、年齢による体調変化、若い頃にはでなかった高山病や熱中症など、充分に注意して登山しないと他人に迷惑をかけることになるなと反省した次第です。

それにしても北沢峠は自分には鬼門かな?でも、もうすこし体力をつけ、これからも登山を楽しんでいきたいと思ってます。他人や家族に迷惑をかけないようにね。

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