2014年9月10日水曜日

ネット雑感と蕪山

インターネットが始まった極めて初期からネットに近い生活をずっとしている。その頃に比べ、ネットがこれほど普及した昨今の違和感の大きさはとても残念、というか違和感を通り越して危険とも言える状態。

秋になったので、パンツをトランクスからボクサーパンツに変えようかと、どの商品が今売れているのかなとネットを見たら、その後すぐに、ヤフーや他のメジャーなサイトの広告にパンツがどんどん表示されるようになった。似たような経験のある人は多いだろう。一度検索するとその商品の広告が表示されるような仕組みなのだが、気持ち悪いことはなはだしい。

デング熱報道の裏話も最近注目を浴びている。デング熱は昨年200件以上発生しているのに、今年は80件ほどで大騒ぎしている。これは何かを隠すための謀略だというのだ。ネットのこの手の話は、まともに受けとっては後で恥をかくことが多いのだが、原発問題を告発しようとした放送関係者の自殺報道を封印するため、あるいは近日都内の公園で予定されているらしい反原発集会を妨害するために、公園の封鎖や危険性を過大報道をしているなどの意見には、疑いつつも興味を持った。

打ち込んだ検索文字が広告に連動するのと同じように、原発やデング熱について調べたりしたことは、それを注視している人や団体、あるいは政府によって、調査し利用されている可能性は大だと言って間違いないと思う。何の支援組織を持たない個人が、ネットで政府に批判的なことを書くことは、その影響が大きくなればなるほど、危険な状況になっていると言えそうだ。

さて、嫌な話ばかりでは気分が沈むので、登山の話。

やっと好天が続くようになったので、一人で奥美濃の蕪山に登ってきた。昔は行き止まりだった秘境の「板取」、そこにある1000m少々の藪山である。写真は登山口付近の株杉。



株杉とは、近くの板取中学校のHPには、「何度も伐採が繰り返され伐採された一本の株の切り口に新しい杉の芽が付着し、そのまま枯死せずに成長を続け一本の幹が地上2~6mの位置で複数に分かれて出来上がったものだといわれています。」と書かれている。

平日とは言え、山中では私の他、一人の登山者に会っただけ。雑木や杉が鬱蒼と茂る山道を、一人で歩いていると、自分と純粋な気持ちで向き合え、心の洗濯ができたような気がした。

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