2014年6月10日火曜日

研磨とメンテナンス

すみません、今日は木工の実務を経験している方にしか理解できない話です。

教室で一番使う横切盤の丸鋸刃を研磨した。いつもは、”すくい角”と ”逃げ角”の研磨をするのだが、今回はそれほど切れ味が落ちているわけではないので、すくい角のみ。欧州製の丸鋸で、すべての刃を同じ角度で研磨できるので楽。ただし、日本製の丸鋸刃の切れ味には及ばない。 マキタのチップソウ研磨機は、簡単な構造ではあるが、よくできていると思う。



別の昇降盤、先週の教室で溝突きをしたら、側面に少しコゲができていた。ひょっとしたらと思って、リップフェンスをチェックすると、どうしてかわからないが、刃との平行が狂っていた。木製の定規板が長年の間に狂ったのだろうか。まず木製定規を手押しと自動で完璧な平面とし、次に定盤の溝とフェンスが完全に平行になるよう、紙のスペーサーを挟んで取り付けた。その後、丸鋸刃とフェンスが平行、もしくはほんの少しだけ後方で広くなるよう(0.3mmくらい)、定盤のねじを緩めて調整し直した。
これだけの調整で、切味が軽くなった。切れ幅をノギスで測ると、3.0mmで鋸刃幅と全く同じ。やっぱりこうでなくちゃ!。

長年木製定規板を使っておられる方は、一度チェックされるといいかも。

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