2013年6月17日月曜日

手鋸でひき割り

厚い板から薄い板を切り出す”ひき割り”は帯鋸で行う場合がほとんどだが、機械がない時代は手鋸でやっていたはず。先日、厚さ約8mm、巾15cm、長さ23cmほどの桐の板から3mmほどの薄板を作るのを手鋸でやってみた。



ケヒキで切れ込みを周囲に回した板をバイスで垂直に固定し、替刃式両刃鋸の縦目で四方のコーナーからケヒキ線に刃を入れるように切り込んでいく。元の板が少し湾曲しているので、それに対応するようにしながら、軽く鋸を入れていくのは機械では無理。柔らかい桐でもあり、意外と簡単に薄板が二枚できた。



中央部に段差ができてしまったが、バンドソウより歩留まりはよかった。機械があると機械ばかり使うようになるけれど、自分の腕をたよりに手鋸でひき割り作業をするのは楽しかった。

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