2012年10月7日日曜日

手考会作品展

東京へ行ってきた。第9回手考会作品展を見るためである。案内状には「手考会は、日本の伝統木工技術である手道具や手加工の基礎的技術の習得を目的として活動しています。」と書かれている。今年はまさにその通りで、全メンバーが「A4の書類が入る文箱」を課題として作り、中央に展示されている。会の原点に戻り、鉋身の巾を超える広い板を調子を整えた平鉋で枕が出ないよう綺麗に削ることを重視しているのだ。こんな展示会にあって、機械をかなり使って作った私の作品は少々場違いだった。私を含めて、教室では作るというプロセスよりも、出来上がりのイメージが先行している場合が多い。日本の伝統的手道具を使いこなしていく技術継承の意味においても、手考会の方向性は良い手本として再認識した。

久しぶりの上京なので一泊して翌日は美術館や街歩きを楽しんだ。朝一番は復元された東京駅を見た。林立する大商業施設より、これは断然良い。

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