2012年10月17日水曜日

外部塗装

もうすぐ作品展なので、その準備をしている。今日は入り口付近と工房南側の格子の塗装をした。工房建物は以前に塗っているが、今回の格子は初めての再塗装。


家具と違い、外壁塗料は極めて過酷な条件におかれる。特に日光による劣化が激しいようだ。この格子は以前南側に山があったため比較的長持ちしたが、山がなくなってからは直射日光があたり、劣化が速くなったようだ。塗料はサドリンクラシックのグレーアンバー色。シャバシャバで、防腐剤と顔料が入ったオイルフィニッシュに近い塗料。良く言えば「木の持ち味が生きる」、悪くいえば「肉持ちが悪く、塗りにくい」。一般の方だと、頼りない塗料と思うだろう。塗った効果がわかるように塗るためには、一度塗って、少し染み込んでから、その上に塗料を置く感じで重ねないと、色が付かない。今さら塗料を変えるのもリスクがあるので毎回これを塗っているが、紫外線の強い日本なら、もう少し粘度があって顔料の層ができる塗料の方がいいように思う。

「木の家はいい」と言われるけれど、外壁の劣化、虫食い、反りや収縮、など弱点も多い。それらを覚悟する必要がある。

0 件のコメント:

コメントを投稿

(迷惑な広告などを防ぐため、確認後掲載しています。ご了解ください。)