2010年10月15日金曜日

高松&直島

教室作品展や参加する展示会の準備で何かと忙しいけれど、思い立ったことはやらないと気がすまない。娘にすすめられた瀬戸内国際芸術祭を垣間見、また20代に8年間仕事で通っていた高松を再訪してきた。詳しくは後日書くつもり。

一日目の高松では朝からうどんを食べて、屋島と五剣山を回るサイクリングをした。その途中、コースの最後付近にジョージナカシマ記念館があるのを発見。木工屋なら必見なので、当然見てきた。ナカシマの展示会はかなり前に大阪で見ているが、日本での製作拠点である桜製作所での展示はまた違った趣があったと思う。ひと言で言うと、見直した。素直に魅力を感じた。細身で軽い北欧風な作品が多い私ではあるが、重厚さと繊細さを兼ね備えているナカシマの家具、特に椅子は良いと思った。

二日目は車を宇野に回し、フェリーで直島へ。詳しく書くと長くなるが、感想としては「微妙」だった。瀬戸内海の穏やかな海に浮かぶ小さな島々は、時間が止まったように美しい。その素朴な島の一番美しい海岸線をベネッセコーポレーションが独占管理しているのには、抵抗感があった。海外の人が「日本で見るべき美しい建築」と言っていた地中美術館は、人の多さもあるだろうが、その閉鎖性と管理体制等に私は宗教的匂いを感じた。とはいえ、過疎の島に大勢の人をひきつける魅力をもたらしたこの企画に、あらためて驚嘆した。

というわけで、ハードで内容てんこ盛りの二日間であった。写真はジョージナカシマ記念館。

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