サドリンクラシックのグレーアンバー色を塗っているが、西側と南側は6年ぐらいでかなり禿げてきたので、塗りなおしている。日光の良く当たる面から劣化しているので、太陽光の力が一番強く影響しているようだ。耐光性をよくするために、かなり顔料が入っている。これが、すぐに下に沈む。だから、下げ缶に小分けしてからも、刷毛で頻繁に混ぜながら塗る必要がある。慣れない高所作業でもあり、最初はうまく塗れなかったが、しばらくするとコツがつかめてくる。”のんべんだらり”と塗ると、塗料が乗らない。それで、最初は塗るべき範囲のところどころに刷毛で塗料を置き(まくばり)、それを所定の範囲に延ばすように塗るのだ。よく聞く塗装の基本だと思うけど、それが実感できてくる。
このデンマーク生まれの塗料は、日本ではあまり好まれないように思う。基本的にオイルフィニッシュ塗料であり、吸い込む量が多い割りに塗膜ができにくい。木目を生かしながらの外壁塗装の意味を理解されていない顧客の場合にはクレームが出そう。で、プロはもっと塗った感じがあり、かつレべリング性能の良い塗料が好まれるに違いない。余談だけど、写真で見える横方向のムラは、最初に塗った塗装屋さんの仕事。残念ながら、プロの塗装屋さんとしては情けないレベルだった。
疲れるので一日に幅4mずつ塗るつもり。庇があってハシゴがかけにくい東側は困難そう。とにかく、ハシゴから落ちないようにしないとね。
