ウチの工房は開設10年を経過したけど、その間木工機械による大きな事故は起こしていない。絶えず注意を喚起しているとはいえ、起こる可能性はいつでもある。趣味の教室なので、いっそう恐い。
SAWSTOPという丸鋸盤、ご存知の方も多いだろう。指が丸鋸刃に触れた瞬間刃が下がって、大きなケガをしないという、今までにない発想の丸鋸盤である。アメリカの国内価格は、中級モデルで3000ドルくらいなので、興味があって、見積をとってみた。
この機械は、欧州のメーカーと同様、代理店を通しての販売しかしていない。日本では名古屋のフクモトという機械屋さんが扱っている。先日そこに機械のパンフレットと販売価格の資料を請求した。その価格は94万円であった(○_○)。
実際の納入価格はもっと安いのかもしれないし、代理店の存在価値やマージンの必要性も充分理解している。しかし、あまりに高い、理解できない。「指を落とすことを考えたら安いだろう」という脅迫的価格に思える。この価格を見た瞬間、ブログに書かずにいられなかった。
��・・・・絶句・・・・・
返信削除その値段では誰も買わない、というより、誰も買えないんじゃないでしょうか。
いくらなんでもそれはちょっとひどい。
��齋田さん
返信削除代理店、販売店とマージンを積み重ねて価格が高くなる販売構造、これが木工機械業界の急下降の原因の一つかもしれないと思ったりします。今でも日本製木工機械への信頼は大きいので、売り方によっては木工機械製造会社の復活は充分にあるのではないでしょうか?