ベッセイクランプを多数使っている。木工関係者なら知らない人はいないほど、ドイツ生まれの優れたクランプとして定評がある。
教室を始めてから今年で15年目なので仕方ないとは思うが、軽量のユニクランプの故障が二三年前から目立っている。クランプが固定されずに滑る現象が2割程度見られている。ところが、先日ついにプラスチック部分が破損し、バーに近い部分では材料を挟むことができなくなってしまった。
”軽量が売り”のこのクランプは広い加圧面を持ってはいるが、写真のようにバーに近い根元部分はプラスチックのみで押さえることになり、もともと破損しやすい構造だ。
ベッセイクランプは安い買い物ではないだけに、このような弱点を知ってから購入されるのがいい。金属だけを使った頑丈なクランプでは買い替えが進まないので、プラスチックを多用し、製品のライフサイクルを短くする効果と軽量化の両方を狙った製品だと思う。
月刊記事で近日もう少し詳しくクランプについて書くつもり。
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