何年前に作ったか忘れてしまったが、教室の休憩室でハードに使われている椅子が前々からホゾが緩んでユラユラしていた。昨日それを分解、接着しなおした。
椅子は時には100キロ以上の圧力がかかる。そのうえ床には凸凹があって5mmくらい段差があるのはごく普通。 だから、椅子はそれに耐えられる強度を持っているか、あるいは段差に応じて変形する柔軟性を持たせる必要がある。この椅子を作ったころは単に充分な強度だけを考えていた。だから時間が経過し接着剤がやせて緩んでグラグラするのは当然で、グラグラすることで逆に壊れずにすんだとも言える。ホゾ組は緩んでからも構造を保つ力がある。ダボだとゆるんだら壊れる。 この椅子は緩みやすいホゾに6mmの丸棒で込栓を入れていたので、グラグラしつつも長年使えたのだろう。
古いボンドを適当にヤスリなどで落とし、今回はタイトボンドⅢで接着してみた。充填性や実績を考えるとピーアイボンドを使いたいところだが、二液性は手間がかかるし、タイトボンドⅢの強さも試してみたい。
斜めのホゾはクランプをかけるにもひと手間かかる。角度に応じた当木を作って、ホゾがちょい複雑なので今回は一度に組み上げた。
最後に座板を元通りにする。無垢の幅広い座板は金属コマで留めていたが、それを取り付ける際、木ネジの穴が金属コマの長穴の端に来ているのに気がついた。長年の間に5mm以上縮んだことになる。
これであと何年緩まずに使えるだろうか?
2014年7月21日月曜日
2014年7月15日火曜日
木工教室ミーティング資料
2000年1月に木工教室をスタートした。その後、作るだけではなく、2003年11月からは毎回15分程度のミーティングを行い、その都度私が必要だと感じている木工に関する知識や注意事項をA4一枚にまとめて、ミニ講義をしている。ある生徒さんがそれを簡易製本したのを昨日見せてくれた。月二枚、夏休みがあるから一年で22枚、10年だと220枚の立派な本である。
私自身はパソコンの中にそれらの文書・資料を保管してあるだけで、”本”になったのを見たのは初めてである。内容別に分類してあり、めくってみると、確かに自分が書いた資料が並んでいる。木工関係の蔵書からコピーをしたりネットから資料をピックアップしたりはしているが、基本は自分の考え方を大切にしている。こうした蓄積を具体的な形として見ると感慨深いものがあった。
刃物の研ぎなど、本のような知識で伝わるものではない。また木工初心者の方が切削理論の話をを聞いても理解できないだろう。それでも、いつか「こういうことだったのか」と思ってもらえればと思いながら、これからも続けていきたい。
私自身はパソコンの中にそれらの文書・資料を保管してあるだけで、”本”になったのを見たのは初めてである。内容別に分類してあり、めくってみると、確かに自分が書いた資料が並んでいる。木工関係の蔵書からコピーをしたりネットから資料をピックアップしたりはしているが、基本は自分の考え方を大切にしている。こうした蓄積を具体的な形として見ると感慨深いものがあった。
2014年7月12日土曜日
ウソはあかん
”ウソ”は信用をなくす。木も人間も、そして政治家も。
昨日夕食の時に箸を噛んでしまい、先端が折れた。その折れた面が斜めになっているので、よく見てみると、外観は黒檀だが中が白い!そのうえ、斜めに折れるということは、目切れしているわけで、木の使い方が極めてズサン。これに比べ本物の黒檀の端は、20年以上使っているが、実に丈夫。
捨てる前に折ってみたのが次の写真
材は緻密な南洋材だろうが、これだけ木目が斜めに走っていたら(目切れしている)、折れるわなあ。木目のことに注意を払わず、ザザッと切って、サンダーで削り、塗料にドブ漬けして作られたものと思う。
いったい何で黒い色を付けたのやろ?。長年の間、着色剤がすこしずつ口に入っていたと思うと、気持ち悪い。基本塗りの箸は嫌いで、黒檀や山桜を削って作った無塗装の箸を好んで使っている。すぐ汚れるけど、その方が貫禄があるし、安全や。
昨日夕食の時に箸を噛んでしまい、先端が折れた。その折れた面が斜めになっているので、よく見てみると、外観は黒檀だが中が白い!そのうえ、斜めに折れるということは、目切れしているわけで、木の使い方が極めてズサン。これに比べ本物の黒檀の端は、20年以上使っているが、実に丈夫。
捨てる前に折ってみたのが次の写真
材は緻密な南洋材だろうが、これだけ木目が斜めに走っていたら(目切れしている)、折れるわなあ。木目のことに注意を払わず、ザザッと切って、サンダーで削り、塗料にドブ漬けして作られたものと思う。
いったい何で黒い色を付けたのやろ?。長年の間、着色剤がすこしずつ口に入っていたと思うと、気持ち悪い。基本塗りの箸は嫌いで、黒檀や山桜を削って作った無塗装の箸を好んで使っている。すぐ汚れるけど、その方が貫禄があるし、安全や。
2014年7月4日金曜日
LAに行ってきました
いずれ旅行記をまとめるつもりですが、一足先にホームページ「月刊記事」にロス中心部から車で1時間ほどのところにある、サムマルーフ氏の家の見学ツアーに参加した時のレポートを書きましたので、ご興味のある方は見てください。
さて、
今度の旅は私的な行事がほとんどで観光旅行ではなかった。その分、現地の人の生活そのものを見る機会は多かった。LA(ロサンゼルス)は、完全に車社会で、大都会ではあるが、西部劇に出てくる街をそのまま大きくしたようなところもある。地域によって雰囲気(治安も)がガラッと変わり、多様な人種を抱えるアメリカを実感する。
写真はホテルの近所を散歩した時に歩道にあった、自転車をとめるスタンド。
さて、
今度の旅は私的な行事がほとんどで観光旅行ではなかった。その分、現地の人の生活そのものを見る機会は多かった。LA(ロサンゼルス)は、完全に車社会で、大都会ではあるが、西部劇に出てくる街をそのまま大きくしたようなところもある。地域によって雰囲気(治安も)がガラッと変わり、多様な人種を抱えるアメリカを実感する。
写真はホテルの近所を散歩した時に歩道にあった、自転車をとめるスタンド。
2014年6月25日水曜日
丸棒?削り
外国の方に日本的な物をと、和手ぬぐいを使った掛け軸のようなものを作った。と言っても手ぬぐいは買ったので、端に入れる木の丸棒だけ。
丸棒を作る方法はいろいろある。ロクロを回す、ルータービットで四方から削って円くする、ラッパ鉋のような仕組みを作って、電動ドリルで回転させて作る方法もある。が、今は手鉋で作るのが好み。帯のこでラフに切り出した角材を刃を多い目に出したブロックプレーンで八角形に削り、南京鉋などでそれを大まかな16角形にして終わり。研磨紙は使っていない。
このように分厚く削っていく作業には、刃が12度と低い角度で仕込まれている西洋のブロックプレーンは大変具合がいい。切削角が小さいが、意外と逆目が出にくい。もちろん、刃が繊細に研ぎあがっていないとうまくいかない。
教科書みたいだが、丸棒を作る時は、決して最初から○にしてはいけない。角をとって八角にする段階で、削った面が均一な幅になっているのを確かめることができることが重要。その過程で均一に削る手加減がわかってくる。16角形にする時も同じ気持ちで削る。細い丸棒ならこの段階でほぼ○になっているはず。
というか、ツルンとした無機質な丸棒ではなく、手で削った味わいが残っている方が、ここでは好ましいと思う。数年前に製材した神代ニレの小さな端材もいい味出している。
丸棒を作る方法はいろいろある。ロクロを回す、ルータービットで四方から削って円くする、ラッパ鉋のような仕組みを作って、電動ドリルで回転させて作る方法もある。が、今は手鉋で作るのが好み。帯のこでラフに切り出した角材を刃を多い目に出したブロックプレーンで八角形に削り、南京鉋などでそれを大まかな16角形にして終わり。研磨紙は使っていない。
教科書みたいだが、丸棒を作る時は、決して最初から○にしてはいけない。角をとって八角にする段階で、削った面が均一な幅になっているのを確かめることができることが重要。その過程で均一に削る手加減がわかってくる。16角形にする時も同じ気持ちで削る。細い丸棒ならこの段階でほぼ○になっているはず。
というか、ツルンとした無機質な丸棒ではなく、手で削った味わいが残っている方が、ここでは好ましいと思う。数年前に製材した神代ニレの小さな端材もいい味出している。
2014年6月18日水曜日
ブロンズシェラック
細々と・・・ではあるが、木工関連素材の通販を続けている。明るい色の家具が好きなので、欧州で古くから使われてきたシェラック、その中で漂泊されたブロンズシェラックのみ扱っている。毎回5kg購入し小分けしているが、先日在庫がなくなり、注文し入荷。今日それを二人で小分けした。
はかりで正確に200gを取り分ける作業、意外と時間がかかる。そして、夏の高温と湿気を避けるため、年中工房の冷蔵庫で保管している。このように手間がかかるし、販売数や利益を考えると、続けてられない。でも趣味の時から考えると20年以上続いている。通販で遠くの方と知り合いになったりできるのも、楽しみのひとつかもしれない。
はかりで正確に200gを取り分ける作業、意外と時間がかかる。そして、夏の高温と湿気を避けるため、年中工房の冷蔵庫で保管している。このように手間がかかるし、販売数や利益を考えると、続けてられない。でも趣味の時から考えると20年以上続いている。通販で遠くの方と知り合いになったりできるのも、楽しみのひとつかもしれない。
2014年6月11日水曜日
「美術工芸の明日を担う20人展」
陶祖800年祭記念・瀬戸市美術館特別展
「美術工芸の明日を担う20人展-今瀬戸にKOUGEI力が結集!-」
近所に買い出しに行ったついでに、瀬戸市美術館で開かれている特別展を見た。ウチから30分ほどのところで、すばらしい作品を多数見ることができてよかった。入場料500円、図録800円、安いと思う。
木工関係では、象眼を施した小箱、漆工芸、滑らかな曲線の大型木彫オブジェなど。金工やガラスなど他の分野の作品も大変レベルが高く、自分が作る木の家具とは比較にならない、別世界の作品ばかり。
7月27日まで。興味のある方はぜひ都合をつけて見に来られてはいかがでしょうか。名鉄「尾張瀬戸」駅徒歩13分。車なら楽勝。駐車場無料。
「美術工芸の明日を担う20人展-今瀬戸にKOUGEI力が結集!-」
近所に買い出しに行ったついでに、瀬戸市美術館で開かれている特別展を見た。ウチから30分ほどのところで、すばらしい作品を多数見ることができてよかった。入場料500円、図録800円、安いと思う。
木工関係では、象眼を施した小箱、漆工芸、滑らかな曲線の大型木彫オブジェなど。金工やガラスなど他の分野の作品も大変レベルが高く、自分が作る木の家具とは比較にならない、別世界の作品ばかり。
7月27日まで。興味のある方はぜひ都合をつけて見に来られてはいかがでしょうか。名鉄「尾張瀬戸」駅徒歩13分。車なら楽勝。駐車場無料。
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