2012年2月10日金曜日

折りたたみキャンプテーブル他

今は寒いから家に居ることが多いけれど、気持ちのいい季節が来たら、景色のいいところへ行ってのんびりお茶でも楽しみたい。昨年からキャンプを再開しているし、小さくなるキャンプ用テーブルを探していた。アウトドアショップで売っているアルミフレームのテーブルを買おうとすると、ヨメさんが「作ったらいいやないの!」・・・。それでワンバイフォー材などで作ることにした。作るとなると、いろんな工夫をしたくなる。考えすぎると作れないので、アイデアが浮かんだ段階で、エイヤと作ってみた。



見た目は普通のテーブルやが、脚がこのように折りたため、



間のスペースに棚を収めると、このとおり。ダボが凹みに入り込んで棚と一体になる。



また先日の教室は人数が少なく、久々にアリ組の練習をした。そのうち、寝る時に読む本やテレビのリモコン、あるいはipodなどを枕元に置くための、ベッドの端にひっかける小さな棚が作りたくなった。材料は頂いたコウヤマキ。ソフトクリームのように柔らかく、アリをサクサクと刻んで、仮組せずに叩き込んで終わり。ダボやビスケットなど機械に頼って作るより、これくらいならアリを手で加工する方が確実で楽しい。意外と早くできるし、大変強度がある。

2012年2月2日木曜日

手押鉋Vベルト交換

少し前から太洋の手押鉋の振動が大きいように感じていたので、昨日駆動系を見てみると、Vベルトの振れが大きい。一度も交換したことがなかったので、ベルトを外して見てみると、こんなふうになっていた↓



他のところにも亀裂があったりして、「こりゃあかん」。というわけで、寒い中Vベルトが売場に並んでいた記憶のある近くのホームセンターへ行く。が、60インチまでしかない!ほしいのはA66というタイプ。通販で買っていては週末の教室に間に合わないかもしれない。それで車で15分ほどの杉山金物へ電話をしてみると「ありますよ」とのこと。名古屋市守山区にある杉山金物は大工さん御用達の大きな店で、店内は壁から天井から商品であふれ、何でも出てくる不思議な店。

早朝、雪でスリップするのを注意しながら、お店に行って買ってきた。ついでに、木工用ドリルを手で回すクリックボールがよく滑るので、四本爪のやつも買ってきた。ホームセンターのVベルトはIの字型にしばってあったが、この店のは丸いまま売られていて全くクセがついていない。これは結構大切なこと。通販で買うよりも少し高いけど、「今すぐほしい」時に手に入るのは本当に助かる。



他の機械も不安になって、ベルトを点検し、その型番を機械本体にマジックで書きとめた。今回はベルトの交換で済んだけれど、そろそろベアリング交換も考えないといけないかもしれない。


2011年12月27日火曜日

村上さんのDVD

「良いお年を」と書いて今年のブログを終わりにしようと思ったのだが、今日注文してあった故村上富朗さんが最後に作ったサックバックチェアの製作過程を収録したDVDが届き、昼食後見て、とても印象深かったので、もう一回だけ今年のブログを書くことにした。

��4分のDVDは、工房へ続く道から始まり、淡々とその製作過程を追ってゆく。工房で流していたと思われるジャスの音楽が静かに流れる他は、村上さんと収録された方の声、それに鉋で削る音など作業音だけ。残念ながら、曲木の過程は出てこない。5月に収録されたということだから亡くなる前一ヶ月半ほど前の映像、当然曲げてから寝かせておくカーブした部材から作る暇はなかったのだろう。元気なご様子で、嫌でも人生は何時終わるかわからないことを痛感する。

驚くのは、そのほとんどの工程が手作業であること。たとえば、楔は薄い板から手鉋で削り出し、それを手鋸で切って作っている。ロクロ、昇降盤、帯鋸、電動ドリル、それらの機械が少し出てくるだけ。ウチの教室の方が、もっと機械に頼っている。手加工にこだわっているわけではなく、それが一脚ずつ一貫生産する村上さんにとって、一番効率がいいのだと思う。これは趣味の木工にも通じる。

正直、生前の村上さんを知らない人にとっては、送料込みで7300円少々は高い。しかし、ほんの二三日だけど、村上さんにお世話になった私には、とても興味深い、手放せないDVDとなった。コピーしたり、貸し出したりする気はないので、興味のある方は下記へ問い合わせてみてください。来年の教室ではこれを見る時間を作るかな。

レミングハウス DVD担当 鈴木桃子
dvd-yoyaku@lemminghouse.com


2011年12月15日木曜日

MACは高い?

値段のことではなく、iMacの高さの話。

パソコンOSは、MSDOS時代の延長線上でWindowsを主に使っているが、二年前くらい前からiMacも個人用に使っている。しかし、メインPCにはなっていない。その理由のひとつが、机の上に置くと高すぎることである。特に自分は老眼鏡を鼻メガネのように使っているので、よけい首を上げる必要があって辛い。それで、なんとか高さを低くできないかとひと工夫してみた。iMacのアルミの足というか台を、机の下に取り付けた板に載せ、天板の後ろからアームが出てくるようにしてみた。


こういうふうに天板の下に4cmのスペーサーをかませて合板を取り付ける。銀色に光っているのがiMacの台。


天板の後ろを少し切り取り、そこからアームを出す。

結果6cm低くなり、前よりはかなり楽になった。しかし、本来はスタンドで高さ調節ができるようにすべきではないか。テレビでも画面の位置は目線より少し下が良いとされているし、実際その方がうんと楽なのだから。外国人の体格に合わせているのかもしれないけど、どうもスタイルを優先しすぎているように思えるなあ。


2011年11月4日金曜日

歳月

東海展に次く教室作品展も終わった。その後の予定行事も終わり、やっと明日から通常のパターンに戻る。ヤレヤレというところ。

作品展の際、天気のいい日は中庭(と言えるほどではない)で空をあおぎながら、仲間とテーブルを囲んでお茶をするのが楽しい。その屋外のテーブルが10年の歳月を経て、朽ち果てていた。ツーバイフォー材17本で作った、簡素なテーブルで、最初は外壁塗料の残り(サドリンクラシック)を塗っていたが、数年経つとカサカサになったので、通販で余った油などを適当に染み込ませたりしていた。そして、ここまで腐食が進んだのは、二年ほど前かな、庭仕事をするヨメサンが夜ナメクジから守るために植木鉢を置きだしてからである。土壌中のセルロースを分解菌が木に移ったのだと思う。とにかく、見てのとおり、急速に分解されて、ボロボロになった。



あまりに見苦しいので、教室展の直前、約一日で同じタイプで新調し、古いのは植木鉢専用になった。今度はできるだけ長持ちするよう、メーカー製屋外用塗料を塗ることにした。ホームセンターで選んだのはニッペのウッディーガード(水性)、ライトオーク色。値段は0.7リットル1980円ぐらいで、そんなに高くはない。塗ってみた感想は、流石にメーカー品という感じ。塗りやすく、垂れにくい。これからは水性塗料の時代だと思う。刷毛の洗浄がメチャ楽。洗った刷毛は、念のため、紙コップに入れた水に一晩漬けておくと、ほとんど刷毛には塗料が残らない。天板上部は3回、その他は二回塗ったが、作品展最終日に降った雨は、玉になって、天板の上に盛り上がっていた。塗りたてだけからかもしれないが、撥水性がすばらしい。室内の木部や木製品の塗装は安全第一だが、屋外の場合は耐腐食性、耐光性、耐水性が大切。自分は自然素材である植物油などを通販しているが、屋外に限ってはメーカー製品の方が適していると思う。



写真の美しさがいつまで保てるだろうか?10年経った時に比べてみたい。それよりこっちの元気の方が先に参ってしまわないようにしないとな。

2011年10月25日火曜日

「木の仕事の会東海展」から「教室作品展へ」

行事や用事は、皮肉にも忙しい時に重なる。半年ほど前、半田市の齋田さんが、東桜会館のキャンセルを見つけ、予約してくれたのがきっかけで、「ひとつだけの家具展」でお気に入りの会場での展示会、「木の仕事の会東海展」に参加できることになった。しかし、次週はウチのメインイベント「教室作品展」があるため、教室を休むわけにはいかず、土日は会場に居ることができなかった。搬出時に聞いたら、適度な人出で、ゆったりした心地よい展示会だったようだ。



私の展示は、運搬しやすい折り畳みの机や棚、四脚重なる定番椅子、そしに新作の箱物などである。折りたたみやスタッキングという機能は、運ぶ時には本当に助かる。その反面、華奢で揺れやすかったりするが、展示用としては最適。毎度のことながら売る気はあまりなくて、特に今回は作品展の案内ハガキを持って帰ってもらえればそれで充分うれしい。自分の展示、シンプルでよかったと思うが、一般の方には、そのコダワリの部分がわかりにくい。会場に居て、話ができなかったのが残念。

昨日、教室作品展の作品をギャラリー清掃のために工房に移動した。その量も内容も、結構すごい。プロの展示会では、作品の半数以上、時には全部、何度か目にした作品であることが多い。今回の私の場合でも新作は二点だけだ。ところが、ところが、である。教室展の場合、100%新作だ。そのうえ、売るためではない作品なので、手間や効率を無視している作品が多く、プロの展示会とは全く違った楽しさがある。

教室作品展は10月28日(金)午後から30日(日)の夕方まで、工房とギャラリーを開放して開催。お時間がとれれば、ぜひ見にください。

2011年10月19日水曜日

ソフトクリーム

英国だったかな、ある木工洋書の中に、日本と西洋の鉋の比較のことが書いてあり、「日本人は、我々の木と比較すると、ソフトクリームのような柔らかい木を削っている」というコメントが日本の鉋の評価に添えられていた記憶がある。



写真は、明後日21日からの「木の仕事展IN東海」で展示する棚の板を、工房の奥の方から探してきたベニマツで作り、削っているところ。KAKI工房の家具を見たことが、本格的家具作りに入ったきっかけでもあり、、アマチュアの頃はよくベニマツを使った。本当に柔らかい木で、マヨネーズのを逆さまにしてトントンしただけで、くっきりと凹みができたりするほどだ。このごろは広葉樹ばかり使っているので、ベニマツは久しぶりだ。そのせいか、この柔らかさは衝撃的だった。棚板裏側を大きく斜面に削っていくのだが、ドローナイフでいとも簡単に、3mmほどの厚さできれいに削ることができる(もちろん逆目はだめ)。柔らかくて軽い木は、売り物にする場合はクレームが恐いが、扱うには気持ちがいい。

「木の仕事展IN東海」は10月21日(金)~23日(日)まで、名古屋市東区の東桜会館で開催。私は21日のみ会場に居ますが、土日は木工教室の仕事で不在。近くへ来られる機会がありましたら、ぜひ見に来てください。秋の気持ちの良い季節、栄NHKの北側の道を東へ10分ほど歩けば東桜会館です。